土曜の午後、突然の停電。
私が住むビレッジでは滅多に停電がないので、びっくりしました。
日本に帰国される留学のお客様とはモバイルデータでやりとりし、
Wi-Fiなしでもできる仕事を進めながら復旧を待っていましたが…戻らず。
日が暮れて暗くなってきた頃、
「ちょっと見てくる」と出かけた息子が帰ってきて一言。
「停電してるの、うちのタウンハウスだけだよ」
えええ…!?
恐る恐る大家さんに
“I just wanted to ask if the electricity bill has been paid already?”
とメッセージしてみたものの、返事は来ず…。
それでも夜11時半、ようやく電気が復活!
翌日、大家さんがわざわざ来てくれて事情が判明。
・電気代はちゃんと払っていた
・強風でケーブルが切れていた
・夜遅くまで電気修理のスタッフが来るのを待ってくれていた
電気が復活してよかったね〜と笑い合いながら、
「支払い漏れを疑ってごめんなさい」と謝りました😂
(日本と違って、こちらは口座引き落とし制度がないので、支払い忘れってよくあるのです…)
続けて投稿です。
【自分も、そんなふうにできるだろうか?】
昨日投稿した停電エピソードには、実はもう一つの話があります。
夜になっても電気が復旧しないので、早めにベッドに入っていたときのこと。
外から「マミ!」と呼ぶ声が。
出てみると、隣の大きな一軒家に住む、裕福なフィリピン人ご夫婦が立っていました。
「電気がついていないけど、何かトラブル?うちの電気を使っていいよ」
そう言って、長〜い延長コードを手渡してくれたのです。
思い出しました。
以前セブに大きな台風が来たときも、彼らは自家発電機を動かしながら、この延長コードを持って我が家まで来てくれたのでした。
その時も今回も、
「冷凍庫の肉、大丈夫かな」
「スマホの充電どうしよう」
…そんな不安を抱えていた私にとって、本当にありがたい助けでした。
電気を使わせていただくことにし、再びベッドに戻った後、思いました。
『自分の家に普通に電気がついてるとき、隣の家が暗いことに私は気づくだろうか?』
『気づいたとして、「トラブルならうちの電気を使って」と訪ねるなんて、私にできるだろうか?』
『気づかってもらえると、こんなに心が温まるんだな…涙』
今回の停電は、
そんな気づきをくれた、忘れられない学びになりました。
(お一人留学・マミ)

