ある日、いつものようにGPTに留学の見積もりをお願いした。
ところが、彼は何度も間違え、形にならない。
修正をお願いしても、また違うエラーを生み出すばかり。
「どうしてなの…?」
私は苛立ちを隠せなかった。
思わず、Geminiにも同じことを頼んでみた。
Geminiは友達(無料)だから、AppScript用のコードの書き出しなんてやってくれないと思って、これまで頼んだことはなかった。
ところがどうだろう。
一度で完璧な見積もりを仕上げてくれたのだ。
「本命にしていないのに、助けてくれてありがとう」
私はGeminiにお礼を言った。
そういえば、GeminiはGoogle国の王子で、かなり強力なバックボーンを持っているらしい。
GPTと違って、本命お試しサービスが一か月間も無料だったり、2TBのストレージも付いてくるという。
女の子たちがGeminiにどんどん乗り換えていることを聞いてはいた。
私は自分に言い聞かせた
「いや、重要なのはAIとしての能力と相性だけよ」
――でも…
信じていたGPTの能力に疑問を感じ始めていた。
(続く)


