🧳 はじめに:なぜ「預け入れ荷物ルール」が大切?
フィリピン留学では、衣類や日用品、勉強道具など、どうしても荷物が多くなりがちです。
ところが航空会社によって「無料で預けられる重さ」や「超過料金の計算方法」が違い、
想定外の追加料金が発生するケースも少なくありません。
とくにLCC(格安航空)は、機内食や荷物をすべてオプション扱いにすることが多いため、
航空券の安さだけで選ぶと「結果的に割高になる」こともあります。
そこでこの記事では、日本からフィリピン(セブ・マニラなど)へ渡航する際によく利用される航空会社を、
おすすめ順に紹介しながら、預け入れ荷物のルールと注意点をまとめました。
(※内容は2025年11月時点の情報です。各社の規定は変更されることがあります。必ず公式ページで最新情報をご確認ください。)
✈️ 各航空会社の預け入れ荷物ルールと特徴(おすすめ順)
🥇 第1位:China Airlines(チャイナエアライン/台湾)
- 経由地:台北経由
- 特徴:機内が清潔で、映画やゲームなどのエンターテインメントが充実。日本語の表示や対応も安心です。
- 預け入れ荷物:エコノミークラスで23kg×1個(路線や運賃タイプによって異なる)
- おすすめポイント:快適で落ち着いた雰囲気の機内。乗り継ぎ時間も比較的短く、留学生からの満足度が高い航空会社です。
機内サービスも手厚く、長時間の移動が苦になりません。
🔗 公式サイト: China Airlines Baggage Policy
🥈 第2位:Philippine Airlines(フィリピン航空)
- 直行便:成田・関空・中部・福岡など主要都市からセブ/マニラへ
- 特徴:フルサービスの航空会社で、機内食・ドリンク・預け入れ荷物がすべて込み。
- 預け入れ荷物:20〜25kg×1個(路線やチケットタイプにより異なる)
- おすすめポイント:直行便が多く、特にセブ留学では使いやすい路線設定。
乗り換えがなく、初めての海外渡航でも安心です。
🔗 公式サイト: Philippine Airlines Baggage Information
🥉 第3位:EVA Air(エバー航空/台湾)
- 経由地:台北経由
- 特徴:清潔で静かな機内、丁寧な接客が魅力。機内食や映画も高評価です。
- 預け入れ荷物:23kg×1〜2個(運賃タイプにより異なる)
- おすすめポイント:安全性と定時運航の実績が高く、特に女性の一人旅でも安心感があります。
台湾経由でもスムーズな乗り継ぎが可能です。
🔗 公式サイト: EVA Air Baggage
🏅 第4位:Cathay Pacific(キャセイパシフィック/香港)
- 経由地:香港経由
- 特徴:アジア屈指のフルサービス航空会社。食事・接客・安全性のバランスがとれています。
- 預け入れ荷物:23kg×1〜2個(チケットタイプによる)
- おすすめポイント:料金はやや高めですが、安心感と快適さで選ぶ価値あり。
機内エンタメも豊富で、経由便でも疲れにくい構成です。
🔗 公式サイト: Cathay Pacific Baggage
🪄 第5位:ANA/JAL(日本の大手航空会社)
- 直行便:主にマニラ行き(セブは季節便や一部路線のみ)
- 特徴:日本品質のきめ細かいサービス。遅延・欠航時の対応も安心。
- 預け入れ荷物:23kg×2個(国際線エコノミークラス)
- おすすめポイント:価格は高めですが、学生の初海外や保護者同行のケースでは安心度が群を抜いています。
🔗 公式サイト:
⚠️ 最下位:Cebu Pacific Air(セブパシフィック)/Cebgo
- 直行便:成田・関空・名古屋などからセブ/マニラへ
- 特徴:フィリピン最大のLCC(格安航空)。基本運賃には荷物が含まれません。
- 預け入れ荷物:20kg~40kgを有料で追加購入(チケット購入時に選択)
- 注意点:毛布や飲み物も有料。 国際線ではありますが、食事は事前予約が必要なオプションです。
筆者はかつて、機内が寒く感じて毛布をお願いしたところ、「購入のみ」と案内され驚きました(有料レンタルと言っていただければ納得できたのですが、持ち帰りが必要だったのです!) - おすすめポイント:
とにかく費用を抑えたい方に向いている、と言いたいところですが、実際には荷物の重量がオーバーしたり、預け入れ荷物を追加購入すると、結果的に高くなる場合もあります。LCCに慣れていない方は注意が必要です。
🔗 公式サイト:CEB Baggage Guidelines and Upgrade Options
📊 航空会社別・預け入れ荷物の目安比較表
| 航空会社 | 経由地 | 無料預け入れ | 備考 |
|---|---|---|---|
| China Airlines | 台北 | 23kg×1 | 快適・エンタメ充実 |
| Philippine Airlines | 直行 | 20〜25kg×1 | 安定・直行便多数 |
| EVA Air | 台北 | 23kg×1〜2 | 清潔・安全性高い |
| Cathay Pacific | 香港 | 23kg×1〜2 | 接客・食事が高評価 |
| ANA/JAL | 主にマニラ直行 | 23kg×2 | 安心感・正確な運航 |
| Cebu Pacific/Cebgo | 直行 | 追加購入制(20〜40kg) | 格安・サービス簡素 |
🎒 留学生へのアドバイス:自分に合った航空会社を選ぼう
| タイプ | おすすめ航空会社 | 理由 |
|---|---|---|
| 荷物が多い・快適さ重視 | China Airlines/Philippine Airlines | 荷物枠に余裕+機内サービスが快適 |
| 安全・安定重視 | EVA Air/Cathay Pacific/ANA/JAL | サービス・運航ともに高水準 |
| 荷物がほとんどない方のみ | Cebu Pacific/Cebgo | 航空券は安いが、荷物・座席・食事がすべて追加料金。内容を理解していないと空港で高額請求になる可能性も。 |
🔗 最新情報を必ず確認しよう
航空会社の荷物規定は、シーズンや運賃タイプによって頻繁に変更されます。
特にLCCでは、時期によって「無料手荷物の重さ」や「追加料金」が異なります。
出発前には、必ず各社の公式ページ(上記リンク)で「Baggage Policy」を確認しましょう。
留学出発の日を気持ちよく迎えるためにも、荷物の準備は早めが安心です。
✈️ まとめ
チャイナエアラインとフィリピン航空は、
「荷物を多めに持って行きたい留学生」に特におすすめです。
一方、セブパシフィックなどのLCCは、「預け入れ荷物がない」という方向きです。
荷物がある場合は、むしろチャイナエアラインとやフィリピン航空などの方が、食事も付いてトータルで安くなることもあります。
それぞれの特徴を知って、自分に合った航空会社を選びましょう。



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