フィリピン(セブ)の「MeRIS(ミライズ)」では、英語を「実際に使う」ことを目的にした超実践型グループレッスン(Experience Based Lesson=EBL) を開講しています。
教室の外に出て英語を使ったり、社会課題や文化をテーマにしたプロジェクトに取り組んだりと、机上の学習では得られない学びが詰まっています。
ここでは、ミライズが提供している「Zero Poverty 」「Cebu Adventure」の2つのプログラムについて、受講条件・具体的スケジュール・おすすめポイントをわかりやすく紹介します。
超実践型グループレッスンとは?
ミライズの「超実践型グループレッスン」(EBL)は「経験を通して学ぶ」ことを中心に設計された実践型レッスンです。英語を教室の外へ持ち出して、行動しながら英語力・思考力・チームワークを高めていきます。
EBLの特徴
- 街に出て英語を実践する
- 社会課題や文化をテーマに学ぶ
- 成果物(ストーリーブックなど)を作る
- 講師+チームメイトと協力しながら取り組む
- レベルに応じたサポートで全レベル参加可能
開講中/開講予定のEBLプログラム
- 開講中-Zero Poverty – Creating a Storybook
- 2026年1月12日開講予定-Cebu Adventure
Zero Poverty – Creating a Storybook
本プログラムは、アートプロジェクトを通じてセブの貧困問題を学びながら、実践的な英語力を身につける2週間の集中型プログラムです。セブにあるスラム地域を実際に訪問し、現地に暮らす住民へインタビューを行います。クラスメイトと協力しながら、ひとりの住民の幼少期から現在までの人生、日々直面する困難、そして未来への夢について深く掘り下げ、1冊のストーリーブックにまとめます。
現地に足を運ぶと、貧困や厳しい生活環境の中にあっても、笑顔で前向きに生きる人々の姿があり、人生における幸せや本当に大切なものを考えさせられます。ストーリーブック制作を通じて、貧困の現実を知るだけでなく、フィリピンの人々が持つ価値観や生きる力に触れられる機会になるでしょう。
- 2週間完結のグループレッスン
- セブ市内のスラム地域に訪問し、住民へのインタビューを実施
- クラスメイトと協働し、一人の住民の人生を描いたストーリーブックを制作
- 取材から編集・執筆までをレッスン内で行い、1冊の本として形に残します





プログラムの内容
開講日
- 2026年:1/5、1/19、2/2、2/16、3/2、3/16、4/6、4/20
開講期間:2週間
レッスン:50分 × 2コマ(連続)
受講対象者
- 語学レベル:全レベル(超初級〜上級)
- 滞在週数:2週間以上
- 選択コース:どのコースの受講者も参加可能
レベルは混合クラスですが、講師が各レベルに合わせて指導します。
CEFR A1 の超初級者はインタビューやディスカッションで難しさを感じる場面があるかもしれませんが、挑戦したい方は歓迎されます。
スラム地域の訪問には、ミライズ講師やバランガイ(区役所)スタッフが同行します。安心してご参加いただける環境を整えていますので、地元の方々との温かい交流や、セブならではの貴重な体験ができます。
求められること
この授業では、受け身で学ぶのではなく他の生徒と協力しながら主体的に取り組む姿勢が求められます。インタビューの内容はクラスメイトと意見を交わしながら考え、フィールドトリップ当日も互いに助け合いながらプロジェクトを進めます。
英語のターゲットスキル
本プログラムでは、プロジェクトを通して英語の4技能の向上を目指します。
- スピーキング・リスニング:インタビューを通じた実践
- リーディング:事前課題としての記事読解
- ライティング:ストーリーブックの制作
こんな方におすすめ
- フィリピンの社会課題を英語で学びたい
- 子ども向け英語表現を練習したい
- 英語でプロジェクトを完成させたい
- SDGs や「貧困をなくそう」に興味がある
2週間のスケジュール(概要)
- 1週目はセブの貧困問題について学びながらインタビューのための英語を学びます。
- Day 4にスラムに訪問しインタビューを実施します。訪問はクラス時間内に行い、2時間以内に学校に戻ります。
- 2週目は本の制作に入ります。クラスメイトと協力し1冊の本を制作します。 Day 9には本を完成させ、Day 10(最終日)にはプレゼンテーションイベント内で本の内容を発表していただきます。
| 月 Day 1 | 火 Day 2 | 水 Day 3 | 木 Day 4 | 金 Day 5 |
|---|---|---|---|---|
| レッスン1:オリエンテーション レッスン2:SDGs「貧困について」 | レッスン3:フィリピンの貧困について レッスン4:スラムに暮らす人を理解する | レッスン5:インタビューの仕方 レッスン6:自然なインタビューの作り方 | レッスン7・8:フィールドスタディ(2時間) 🚗 | レッスン9:スラムで学んだことの振り返り レッスン10:絵本の構成を理解する |
| 月 Day 6 | 火 Day 7 | 水 Day 8 | 木 Day 9 | 金 Day 10 |
| レッスン11:絵本 第1章 レッスン12:絵本 第2章 | レッスン13:絵本 第3章 レッスン14:絵本 第4章 | レッスン15:絵本 第5章 レッスン16:振り返りとまとめ | レッスン17:絵本ドラフトの仕上げ 📘 レッスン18:プレゼンテーション準備 | レッスン19:プレゼン練習 レッスン20:最終プレゼン準備 15時〜:最終プレゼンテーション 📘 |
Cebu Adventure
「セブの文化に触れながら英語を学ぶ」をテーマにした、初心者向けの1週間完結型グループレッスンです。期間中に2回のフィールドトリップがあり、実際に街へ出てセブの文化や歴史を体感します。授業で習った英語をその場ですぐに試せるため、英語に自信がなくても参加しやすい内容になっています。最終日には、フィールドトリップで集めた情報や写真、体験をもとに、クラスメイトと協力してオリジナルの「セブガイドブック」を完成させます。 「学ぶ+使う+振り返る」の3ステップを通して、自然と英語力が身につくプログラムです。
- 初級者向けの1週間完結型グループレッスン
- セブの文化や歴史に触れられる場所へのフィールドトリップ
- クラスメイトと協働して、一冊のセブガイドブックを制作
- 学んだ英語表現を実践で試します
ガイドブックイメージ



プログラムの内容
開講日
2026年:1/12、1/26、2/9、2/23、3/9、3/23
※4月以降は毎週開講
期間:1週間
レッスン:50分 × 2コマ(連続)
受講対象者
- 語学レベル:CEFR A1〜A2+(超初級〜初級)
- 滞在週数:1週間〜
- 選択コース:全受講者が参加可能
求められること
この授業では、受け身で学ぶのではなく他の生徒と協力しながら主体的に取り組む姿勢が求められます。インタビューの内容はクラスメイトと意見を交わしながら考え、フィールドトリップ当日も互いに助け合いながらプロジェクトを進めます。
英語のターゲットスキル
本プログラムでは、プロジェクトを通して英語の4技能の向上を目指します。
- スピーキング・リスニング:フィールドトリップで地元の方々に話しかけます
- リーディング:セブの文化や歴史について文章を読み理解を深めます
- ライティング:スクラップブックづくりで短い文章を書きます
こんな方におすすめ
- セブの街で実際に英語を使ってみたい
- フィリピン文化に触れたい
- 旅行や日常で使える英語を練習したい
- チームで協力する体験がしたい
1週間のスケジュール(概要)



- 週の前半は、フィールドトリップで使う英語表現を学びながら、セブの文化や歴史に触れます
- 水曜日・木曜日にフィールドトリップを実施。何度も挑戦できるので、うまく言えなくても大丈夫!
- 最終日には、クラスメイトと協力してオリジナルのセブガイドブックを制作します。
| 月 Day 1 | 火 Day 2 | 水 Day 3 | 木 Day 4 | 金 Day 5 |
|---|---|---|---|---|
| レッスン1:オリエンテーション レッスン2:セブの文化と歴史、英語練習 | レッスン3・4:注文の仕方、買い物、道の尋ね方 ロールプレイと実践練習 | レッスン5:フィールドトリップ準備、質問練習 レッスン6:第1回フィールドトリップ 🚗 | レッスン7:振り返り レッスン8:第2回フィールドトリップ 🚗 | レッスン9・10:スクラップブック作成 + クラス内ミニ発表 |
まとめ
ミライズ(セブ)の 超実践型グループレッスンは、英語を使う場面を自分でつくり出し、行動しながら学べる点が大きな特徴です。
Zero Poverty では社会課題に向き合いながらストーリーブックを作り、Cebu Adventure では街に出て英語でインタビューやミッションに挑戦します。
どちらのプログラムも、机上の学習では得られない経験が積み重なり、英語を使うことへの抵抗が和らぎます。セブ留学をより充実したものにしたい方には、良い刺激になるプログラムだと思います。



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