車検更新の手続き~エージェント利用【フィリピン・セブ】

フィリピン・セブで車検

注)車検料金等は、私が更新した2019年7月時点での内容です。

フィリピンで車を所有していると、年1回に更新手続きをしなくてはなりません。

私は2014年にフィリピン・セブに移住。移住後、しばらくしてから車を所有しました。

これまでは、フィリピン人の知り合いにお願いしていたのですが、今回は初めて自分でエージェントに行って手続きをしました。

手続きとはいっても、特に面倒なことはなかったのですが、不注意もあり、余計に費用を払うはめになってしまいました。

ここでは、エージェントを使った更新の内容や方法、費用等について、失敗したことも含めてお伝えします。

エージェントを使用しない最新のセブの車検情報はこちらをご覧ください。

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車検更新の手続き~コロナ人数制限で朝5時に行列【フィリピン・セブ】 フィリピン・セブでの車検(エミッションテストまたはスモークテスト)の更新方法をお伝えします。
目次

年1回の車検

フィリピンでは、毎年の更新時期は、車のナンバープレートの末尾の数字になっています。
末尾が7であれば、6月中に更新しなければなりません。

車検と言っても、日本のような車両のチェックではなく、排気ガスの簡単なテストを行うエミッションテスト(スモークテスト)と、書類と自賠責の更新だけです。

私は、これまでは、フィリピン人の知り合いに車を預けてお願いしていたのですが、今回は自分でエージェントに行って手続きをしました。

LTOで手続きをすると、分かりにくい上、長い行列に並ばなくてはなりません。
エージェントに頼むと、わずかな費用で、必要書類の準備から、申請書類の記載等、エミッションテストまで全てやってくれるので、ありがたいです。

エージェントで手続き

フィリピン・セブで車検

VGL Industries Petcはコロナ後は営業していないようです。
この記事はエージェント利用の一例としてお読みください。

今回、行ったエージェントは、マンダウエのVGL Industries Petcというところです。

場所は LTO (マンダウエ)のそば。古いガソリンスタンドのようなところです。
※ LTO (マンダウエ) は、今は免許の更新手続きは行っておらず、その機能はJセンターモール内のLTOに移ったようです。

VGLに車を乗り入れ「レジストレーションを頼みたい」と依頼しました。
スタッフは、OR(Official Receipt)等必要書類のコピーを取った後、「すぐ近くの場所に行って、エミッションテストを受けて戻ってきて」と言いました。

いつもはVGLでエミッションテストを行っているようですが、この日は、運悪くなんらかの事情で別な施設で行っていました。

これが、ちょっとしたトラブルの元になってしまいました。

必要ない費用を払ってしまう

エミッションテストの場所は、歩いて3分位のすぐ近くでしたが、VGLで手伝っていた若者が施設まで、同乗して案内してくれました。
彼がエミッションテストの費用とステッカー代、合わせて400ペソを要求したので、渡して、順番を待っていました。親切そうな印象だったので、特に疑いもしていませんでした。

この日は、悪いことが重なるもので、事務処理系の機械がオフラインになってしまい、3時間位待たされることに……。

案内の彼は、チップを渡そうかと思ったのもつかの間、どこかへ行ってしまいました。
そして、待っている間に、なんとなく気になり、VGLに歩いて戻り、担当のスタッフに聞きました。

エミッションテスト代は込みだった?

スタッフ

そうだ

さっきの彼に払っちゃった。彼は知り合いじゃないの?

スタッフ

知らない。彼はスタッフではない

案内の彼は、勝手にVGLの手伝いをしていたのでした。VGLのスタッフは、信頼できそうな人で、困惑の表示を浮かべていました。そして、どこかに電話していましたが、もう後の祭りでした。

私も最初に費用は全て込みであることを確認していたはずですが、流れの中で、疑問も持たず、言われたままに従ってしまいました。

ここではこのようなことは、珍しくありません。私も5年も住んでいて気付くべきでした。
フィリピンでは、貧困層の人たちの多くが、日本人が考えもしないような様々な場所で、少しでも隙間を見つけて少額のお金を得ようとします。生きるために必死なのでしょう。そうした現状を考えると、その人たちを責められる問題ではないと思います。

今回の件は、金額的に少なかったので助かりましたが、今後の反省材料となりました。
何もかも疑ってかかるのはよくないと思いますが、純粋に親切な人と裏がある人を見分けるのが難しい時もあります。

エミッションテスト

エミッションテストは正式には「Smoke Emission Test」です。
失敗談で脱線してしまいましたが、エミッションテスト自体は、順番を待って、指示に従うだけの簡単なものでした。

セブで車検-エミッションテスト
フィリピン・セブで車検

テストは、「アクセルを踏んで」などの指示に従った後、車のマフラーに管のようなものを入れて、機械で測定。10数分で終わりました。
こんなに待つならエージェントに頼んだ意味なかったかなぁと思いました。

テスト終了後、VGLに戻ると、翌日以降、用意ができたらテキスト(ショートメール)で知らせてくれて、書類を取りに行くということになりました。

それから、いつも思うこと。「エミッションテストって意味あるの?」
街には、黒い煙をまき散らしている車がたくさん。ひどい渋滞と相まって街の空気の汚さは半端ない。古い車も多く、あまり厳しくできない現状があるのでしょうか。

発行された書類とかかった費用

セブで車検-エミッションテスト
セブで車検-エミッションテスト

後日、受け取ったOR(Official Receipt-写真左)と自賠責保険(写真右)の書類です。
自賠責保険の上に印字されているCTPLとは、自賠責のことでした。

今回かかった費用は3900ペソ(VGLに支払った金額)
受け取った書類を見ると、ORが2,329ペソ、自賠責が980ペソで合計3,309ペソ。
これらから計算すると、VGLの手数料は600ペソ弱だと思います。良心的な料金だと思いました。

前述の費用は日本円で8,000円程度。
それにしても、日本の車検費用は桁違いに高いなぁ。

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