フィリピンの自動車運転ルール

運転ルール

フィリピンの自動車運転ルールを皆さんはよくご存知でしょうか。

日本の運転免許証を持っていれば、フィリピンではそれを書き換えるだけで運転免許証を取得することができます。路上試験もなく、机上のテストもありません。

私事ですが、この度、フィリピンの運転免許証の期限切れによる書き換えに行ったところ、初めてオンライン試験を受けさせられました。(この時のドタバタは 「2022年フィリピン運転免許更新ノウハウ~セブ島」 ブログをご覧ください)。

以前の書き換え時にはなかった試験に驚きましたが、その問題と答えを全て確認することができたため、フィリピンの自動車運転ルールを一通り学ぶことができました。

英語の試験問題と回答はこちらのブログをご覧ください(全て英語です)。

そこで、試験内容をもとに、フィリピンのルールを日本語で紹介いたします。
フィリピンで運転をされる方はぜひご確認ください。 

フィリピンの運転免許証について

  • 運転免許更新時に、それまでに交通違反がない場合は、10年間有効の免許に更新可能です。一方、違反があった場合は10年間の免許は与えられず、5年有効のものになります。
  • 交通ルール違反の際、15日以内に罰金を支払わなければ、運転免許停止30日間となります。
  • 運転者は運転中に運転免許証のコピーを所持するのでは不十分で、原本所持が必要です。
  • 運転免許証の貸し借りは、いかなる状況下でも許されません。
  • 一時運転免許証(TOP)は、運転免許証として72時間までの使用が認められています。
  • 取得できる最初の運転免許証は非専門運転免許証(NPDL)で、17歳から申請できます。
  • 専門運転免許証と非専門運転免許証のどちらの所持者もシートベルトの使用が必要です。エンジンが作動している間は必ずベルトを締めましょう。
  • 運転免許証の有効期限が切れた後に、更新するためにLTOに運転していくことはできません。
  • 交通違反の際に運転免許証を没収する権限を持っているのはLTO法執行官またはLTO代理人です。
  • マニュアルトランスミッション(MT)で車両を運転する権限を持つ運転免許証保有者は、オートマチックトランスミッション(AT)車両を操作することも許されています。

交通標識について

赤い色の縁石のマーキングは荷物の積み下ろし禁止を意味します
黄色の縁石のマーキングは駐車禁止を意味します。
この路面標示で、車両は破線の側を追い越すことができます。ただし、実線側の通過は許可されていません。
この規制標識は総車軸荷重が2トンを超える車両は入れないことを意味します
この交通標識は双方向の車の流れがあることを意味します
この警告サインは、運転手が滑りやすい道路に近づいていることを意味します
この警告サインは、ドライバーがPWD(障がい者)に注意すべきことを意味します
この交通標識は下り坂を意味します
この交通標識はラウンドアバウト(環状交差点)を意味します
この交通標識を見たら、速度を落とし、通常よりも注意を払いましょう
黄色の二重実線では、追い越しが両側で禁止されています
この黄色の路面標示をバリアライン(対向車線と隔てるための線)と呼びます
  • 警告標識は一般的に三角形の形をしており、見たら、注意して可能な限り速度を落としてください。
  • 点滅する赤信号は、ストップラインの前で停止し、安全な場合にのみ走行できることを意味します。
  • 破線で追い越しは許されますが、注意してください。

走行時に関する交通ルール

  • 単一の実線では、車の追い越しは許されていますが、注意して行ってください。
  • 複数の車線があるラウンドアバウト走行中、次の交差点を右折する場合は、右端の車線を走るようにしましょう。
  • 高速道路に入るときは高速道路内の他の車両の速度に合わせましょう。
  • 長くて幅の広い道路をカーブで運転している際、対向車線からきたオートバイがカーブで追い越しをしているのを認識したら、衝突を避けるために、安全な位置で停止するようにしましょう。
  • 1車線方向の交差点でドライバーが追い越しをする際、そこが交差点であれば、追い越し禁止のため違反となります。
  • 追い越し車線にいる車の運転が遅すぎるのは、障害となることから、違反となります。
  • 異なる方向から来る2台の車両がほぼ同時に交差点に接近する時、最初の通行権を持っているのは右側にあたる車両です。
  • 赤信号の際は、指定された停止線の手前で止まりましょう。
  • 2車線が同じ方向に進んでいる高速道路では、右端の車線を運転するようにしましょう。
  • 線をまたいで運転してはいけません。
  • 市場や学校の近く、混雑した通りを通過するときは最大時速20キロまでに抑えましょう。
  • 友人を乗せていて、荷積み降ろし不可の場所で降車を要望されても、正しいゾーンに到達するまでドアを開けないでください。また、歩行者専用車線には車で侵入できないため、乗客の乗降はできません。
  • 原則、運転者は運転中に携帯電話を使用できませんが、①犯罪や道路の墜落を報告するために当局に電話する場合と、②ハンズフリーモードを使用している場合は可能です。
  • 片側2車線以上の道路では、前方車両を追い越すことができます。
  • 急カーブの道路に近づくときは徐行してください。

駐車に関する交通ルール

  • 駐車できない場所には、交差点、横断歩道、バスやジプニーの停留所、公道内に駐車した車両の横等があります。交差点は常に塞がないでください。駐車は指定駐車場にするようにしましょう。
  • 駐車するとき、消火栓の位置から4メートル以上離れた場所にしましょう。
  • 駐車して車から降りるとき、パーキングブレーキをかけるのを忘れないようにしましょう。

そのほかの交通ルール

  • 信号待ちで車両が停止していても、携帯電話の使用もテキストメッセージの使用も禁止されています。
  • ドライバーは、車両のボンネットの上部に人を乗せてはいけません。
  • 負傷者または病人を輸送する運転手は、スピード違反を免除されます。
  • ドライバーはサイクリストのヒッチハイクに応じてはなりません。
  • 3つの野外飲酒テストは、視力検査、歩き回ってみせる、片足立ちです。
  • ドライバーが野外飲酒テストの少なくとも1つに失敗したとき、アルコール飲酒分析計(ABA)が使用されます。
  • 申し立てられた交通違反に不服がある時は、関係する交通裁定事務所で異議を唱えることができます。
  • 飲酒運転の疑いがあるのに運転者が強制検査を拒否した場合は運転免許証の没収と、その結果として免許証失効につながります。
  • 自動車使用料の徴収された支払いは、道路の改善や維持に使用されます。
  • 自動車使用者料金法は、道路維持に資金を提供し、違反を防止するためにあります。

運転の心構え・対応について

  • 運転中にストレスを感じたら、深呼吸をし、快適に座り、心地よい音楽を聴き、車間距離を取って運転しましょう。できれば、安全な場所に停車や駐車、またはスピードを落とし、到着時間を遅らせましょう。
  • 運転中に眠気を感じた場合は、少し休憩するようにしましょう。
  • スピード違反のSUVに追い越しをかけられたら、事故を防ぐために道を譲りましょう。
  • 運転中、後続車両に道を譲るのが難しいタイミングで、後ろから救急車が急接近してきたら、車線にとどまり、可能な限り停止しましょう。
  • イライラしたドライバーとは目を合わせず、挑発されないようにしましょう。自分も相手もいらだちを克服できなかった場合、どちらも犠牲になります。
  • 点滅している黄色の信号があったら、注意して進行してください
  • 運転中、突然子供が前を横切ったらブレーキを踏みましょう。
  • 交通規則や規制を知り、それを順守しましょう。
  • 他の車両の走行を邪魔したり、近づきすぎたりすると、相手ドライバーの怒りをかうことがあります。
  • 適切なドライバーは、交通安全に前向きで、車両整備の基礎知識を活用しています。
  • 対向車線から高速で車が向かってきて、自分の進行方向と重なりそうだったら、道を譲り、相手車両を通過させましょう。
  • スピードを上げたい時に、対向車線がはみ出しているのを見たら、注意して、道を譲りましょう。
  • 他の車両を追い越した後は注意して元のレーンに戻りましょう。
  • 軽自動車の運転手は、6輪トラックを追い越す前、トラックの前方を適切に見られるか確認し、見られない場合は追い越さないようにしましょう。
  • 公道を運転するときは制限速度に従いましょう。
  • 道路を横断する前に停止し、周囲を見てから運転を続行しましょう。
  • 歩行者が信号のない歩行者レーンを横断している場合は、車を止めて歩行者を渡らせましょう。
  • オートバイを追い越す時は、クラクションを使用して合図しましょう。
  • ハンドルを握っている間はずっと交通規則に従いましょう。
  • 運転中のいらだち、キレ、あおり運転は死につながります。
  • 交通事故時は、ドライバーは犠牲者の介助をしましょう。
  • 交通標識を無視すると事故につながります。

車両に関するルール

  • ブレーキライトの色は赤、ヘッドライトは白または黄白色、プレートライトは白、テールライトは赤、車両の前部に設置されている補助ランプの色は白または黄白色です。
  • シートベルトの主な目的は、自動車の乗客と運転手を保護することです。シートベルトの使用を免除されるのはオートバイのライダーまたは三輪車のドライバーです。
  • ナンバープレートは車両の前部と後部に1つずつ表示する必要があります。
  • ドライバーがダッシュボードのベースから携帯電話を設置できる最大の高さは4インチ(6.45センチメートル)までです。
  • 自動車ユーザー料金法の対象となる自動車は、LTOに登録されているすべてです。
  • 自動車が公道に過度の損害を与える可能性があったり、見苦しかったりすると、自動車の登録が停止されることがあります。
  • 自動車登録の要件は車両のLTO検査と排出ガス試験への準拠です。
  • 運転中に全体的な視界を良くするために、サイドミラーとバックミラーを含む運転席の適切な環境調整をしましょう。
  • ヘッドライトを最大限に活用するため、フロントガラスとミラーを清潔に保ちましょう。
  • ハザードマーカー(黄色と黒などで描かれた標識)は主に進行方向の変化をドライバーに知らせるためのものです。

子供に関するルールについて

  • 期限切れのチャイルドシートは、まだ良好な状態であっても使用を止めましょう。
  • 子供が車の助手席に座ることができる年齢は12歳以上です。
  • 150cm以上のお子さんは、チャイルドシートの使用を免除されます。
  • すぐに治療を受けるために輸送する必要のあるお子さんは、オートバイに関する子供の安全法から免除されます。
  • 子供がすぐに治療を必要とする場合は、チャイルドシートに座らずに運搬することが許されます。

オートバイについて

  • 子供の安全法に基づき、18歳未満の子供は、次の例外を除いて、公道で二輪車に乗ることはできません。例外は、モーターサイクルの標準的なフットペグで快適に足が届き、腕はオートバイのドライバーの腰に手を伸ばしてつかむことができ、標準の保護用ヘルメットを着用している場合です。
  • バイクに乗るとき、ドライバーは常にヘルメットを着用しましょう。長いドライブも短いドライブも、あらゆるタイプの道路または高速道路で必要です。
  • オートバイのナンバープレートはモーターサイクルの後部に表示しましょう。
  • オートバイが犯罪の委託で使用された場合、所有者が責任を負います。
  • 登録証明書の発行を待つ間は、公道でオートバイを運転することは許可されません。

まとめ

いかがでしたか。日本と同じルールや言わずもがなの物も多いですが、フィリピンならではのルールもいくつかありました。ルールを守って安全に運転をしてください。