フィリピン留学では、滞在期間にかかわらずSSP(Special Study Permit)費用が必要とされる学校が多くあります。
弊社でも各学校の方針に従い、短期留学のお客様にもSSP費用をご案内しています。
その一方で、4週間以内の短期留学については、制度とのバランスを考えさせられる場面があります。
SSPとは何か
SSP(Special Study Permit)は、フィリピンで就学する外国人に対する特別就学許可制度です。
制度の目的には、滞在管理や留学生数の把握などが含まれていると考えられます。
4週間以内の短期留学の場合
日本国籍の場合、入国時に30日間の滞在が認められています。
4週間以内の留学であれば、この期間内に帰国するケースが一般的です。
1週間や2週間の滞在では、申請手続きの進行中に帰国することもあります。
それでもSSP費用は同様に発生します。
観光客として滞在する場合には発生しない政府に支払う費用が、学校で学ぶ場合には必要となります。
制度上の区分であることは理解しつつも、その差について考えることがあります。
制度は短期留学のハードルになっていないか
短期間であっても、日本から学生が来ることで
・フィリピン人講師の雇用
・寮や食堂スタッフの仕事
・外食や観光などの地域消費
といった経済的な波及は生まれます。
たとえば、4週間の観光滞在中に、そのうち1週間だけ語学学校に通いたいと考える方がいた場合。
「就学には別途、国に許可費用が必要です」と聞けば、驚かれる方もいるかもしれません。
観光として滞在する場合には発生しない費用が、学ぶという目的が加わることで必要になる。
制度上の区分であることは理解しつつも、そのバランスについて考えることがあります。
SSP費用が、短期留学の心理的・経済的なハードルになっていないか。
制度の目的と現場の実態との間に、再検討の余地はないのか。
これは制度を否定する意図ではなく、より実態に即した形があるのではないかという問いです。
私自身のケースから考える
私自身も、自分の子供たちの就学にあたっては、制度に従い必要な手続きを行っています。
わが家ではSRRVビザを取得していますが、子どもは現地校に通うため、SSPも取得しています。
これまで制度に不満を感じたことはありませんでした。
手続きとして必要なものだと受け止めてきました。
ただ、今回短期留学の運用について考える中で、
「滞在資格とは別に、就学のための許可が必要になる構造」について、改めて意識するようになりました。
制度にはそれぞれ目的があることは理解しています。
そのうえで、短期留学との関係性については、考える余地があるのではないかと感じています。
まとめ
一部の学校では、短期留学について異なる運用を選択している例もあります。
管理の面では決して簡単ではないはずですが、独自の判断で取り組んでいる姿勢が留学生に支持されるのもうなづけます。
制度の枠内で、より実態に近い形を模索する動きがあることは現場の一つの現実です。
制度の趣旨は尊重すべきものです。
そのうえで、4週間以内の短期留学とのバランスについては、今後議論の余地があるテーマかもしれません。
エージェントとしては各学校の方針に従い、引き続き適切にご案内してまいりますが、制度の目的を尊重しながらも、実際に費用を負担する当事者や現場の声が、今後の運用に生かされることを期待しています。



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