フィリピン「エネルギー非常事態宣言」|各語学学校の対応まとめ【2026年最新】

セブの街並み

2026年3月24日、フィリピン政府は「エネルギー非常事態宣言(Energy State of Emergency)」を発令しました。
世界的な原油価格の高騰を背景とした措置であり、フィリピン国内でも交通費や生活コストへの影響が懸念されています。

フィリピン留学を検討されている方や、すでにお申込み済みの方にとっては、不安を感じるニュースかもしれません。

本記事では、2026年3月時点の状況と、各語学学校からの最新報告をもとに、現地の実情と今後の見通しを整理しました。

目次

緊急事態宣言とは 2026.03.31現在

フィリピン政府の「エネルギー非常事態(Energy State of Emergency)」宣言は、世界的な原油価格の上昇や供給不安を受け、国内のエネルギー供給体制を維持・強化するための措置です。

主な内容は以下の通りです。

  • 政府が通常より迅速に燃料調達を行える体制の構築
  • 燃料供給の安定確保に向けた対応の強化
  • 非常事態期間は原則1年間

現時点では、この宣言により直ちに生活や留学に大きな制限が課されるものではありません。

出典:BBC News Japan

各学校からの報告

CPILS(セブ)「国家エネルギー非常事態宣言」について

2026年4月21日(4月ニュースレター)の報告です。

CPILS

フィリピン政府発表による「国家エネルギー非常事態宣言」について

このたび、世界情勢の影響によるフィリピン国内でのエネルギー不足について、日本国内でも多くの報道がなされております。
そのため、現在留学をご検討中の皆様、保護者の皆様、ならびにエージェントの皆様におかれましては、ご心配やご不安をお感じのことと拝察いたします。

現状CPILSでは下記の通り対策、不測の事態への対応を予定しておりますのでご参考くださいませ。

授業への影響

教師の多くはCPILS周辺に居住しており、通勤への支障はございません。
乗り合いバスの運行が制限されるような場合でも、バイクタクシーなどの代替手段の通勤が可能であり、万が一状況が悪化した場合には、指定の乗降地まで送迎車を手配し、教師の通勤をサポートする体制を整えています。
また、寮滞在型および在宅の教師も在籍しており、必要に応じてオンライン授業を提供することで、授業の継続性を確保しています。

授業への影響が出た場合の対応について

状況の変化により学校生活や授業に影響が生じた場合につきましてもCPILSでは柔軟な対応により学習の継続をサポートします。
補講は教師および生徒様のスケジュールに応じて、オンライン・対面いずれでも実施可能とし、平日・週末ともに対応可能となっております。
また、時間や移動の制約により帰国を余儀なくされた場合には、未受講の対面授業を同等のオンライン授業へ振替することも可能です。
すべての教師はオンライン・対面双方に対応可能であり、状況に応じて柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えています。

停電および設備について

現在、校内で停電は発生しておりせん。万が一停電が発生した場合でも、CPILSでは自家発電機を備えており、燃料がある限り継続的に稼働可能です。
発電機は常駐エンジニアにより定期的に点検・管理されており、安定した運用を維持しています。
また、大手燃料供給会社と提携しており、必要に応じてタンクローリーによる燃料供給が可能です。さらに、追加対応として発電機のレンタル手配も行える体制を整えています。
これらの対策は過去の災害時にも実績があり、安定した電力供給と学校運営の継続を実現しています。

フライト遅延・キャンセル時の対応

状況の悪化によるフライト遅延・キャンセルについては、速やかなご連絡および証明書類の提出を条件に、柔軟な対応が可能です。
同一週内での到着遅延の場合、空港送迎および宿泊手配を行い、週の途中からの授業開始も可能です。また、欠席分については教師の空き状況に応じて、オンラインまたは対面で補講を実施いたします。
遅延により当初の受講期間に大きな影響が出る場合は、事前にご相談いただき、適切な対応を協議・決定する必要があります。
なお、基本的にはキャンセル・変更・返金に関する規定は適用されますが、個別の事情につきましては渡航前にご相談くださいませ。

到着遅延時の対応

到着が遅れた場合でも、状況に応じて空港送迎の手配および個別オリエンテーションを実施いたします。
これにより、スムーズにプログラムへ参加し、支障なく授業を開始することができます。

現地費用について

現時点では現地費用の値上げは実施しておらず、現行料金の維持に努めています。
ただし、光熱費や運営コストの大幅な上昇があった場合には、料金改定を検討せざるを得ない可能性があります。現時点では状況が不透明であり、具体的な金額や時期については確定しておりません。
また、政府機関による費用については学校側では管理できないため、規定に基づき変更される可能性があります。
今後も状況を注視し、変更がある場合には速やかにご案内いたします。

Stargate(セブ)セブ島現地状況および当校の運営状況について

2026年4月16日の報告です。

strargate

セブ現地の状況

現在セブでは、ガソリン・ディーゼルおよびガス価格の大幅な上昇が見られ、公共交通機関の料金見直しの動きも一部で出ております。
一方で、地域全体としては比較的安定しており、治安の悪化や大きな混乱は確認されておりません。現時点で留学生活に目立った影響は出ていない状況です。

スターゲートの運営状況

当校におきましても、在校生への授業・食事・宿泊・各種サービスはすべて通常通り運営しております。
講師の通勤において、ジプニー(乗合バス)が一部利用しづらい状況はあるものの、全員が出社できており、授業提供に支障はなく、現時点で学習環境は安定しております。オフシーズンに入っていることから、毎日、3時間の講師トレーニングも実施中です。また、空港ピックアップや放課後イベントについても、現時点で変更や縮小の予定はございません。

インフラ(電力・水など)について

  • 現時点で大きな問題は発生しておりません。
  • 万が一の一時的な停電時には、建物管理会社の発電機が使用されます。(週1回、試験運転を実施)
  • シャワー等の水道につきましては、建物管理会社により地下水を浄化処理したものが供給されております。加えて発電機も備えているため、過去の大型台風の際に市内の一部地域の水道が長期間停止した状況下などでも、当校では通常通り水の使用が可能でした。こうした体制から、今後につきましても安定した水供給が維持できるものと考えております。

食事・生活面

  • 市場から直接仕入れている食材も多く、その他の食材も現時点で通常通り購入できており、安定した食事提供を行っています。
  • 給水機の水についても、現時点で問題はございません。

現地費用について

現時点では現地費用の値上げは予定しておりません。
ただし、電気代については上昇の影響により、これまでよりも基本料金を超過しやすくなる可能性がございます。
今後、現地諸費用についてやむを得ず変更が必要となる場合には、事前に十分なご案内期間を設けた上でご連絡いたします。

安全面について

現在のところ治安に大きな変化はなく、外出制限等もございません。
引き続き、生徒様への安全指導を徹底してまいります。

今後について

  • 現時点では、学校運営および留学生活において大きな支障はなく、安定した状況を維持しておりますが、今後の状況の長期化に伴う影響については不透明な部分もございます。
  • 現時点で計画停電の連絡はございませんが、万が一実施される場合には、建物管理会社が定める発電機運用スケジュールに基づいた電力供給となる可能性がございます。
  • フィリピンの関係当局から運営に関する指示があった場合には、それに沿って対応いたします。

今後もエネルギー価格の動向について引き続き注視し、政府指示等に変化があった場合には速やかにご案内申し上げます。

EVアカデミー(セブ)の報告と今後の見通し

2026年3月30日の報告です。

セブ現地の状況

  • 現在セブではガソリンおよびディーゼル価格の上昇に伴い、自家用車の利用を控える動きやジプニー・タクシーなどの公共交通機関における料金見直しの動きが見られております。
  • エネルギー非常事態宣言後においても、セブ地域の全体的な状況は比較的安定しており、現時点で治安の悪化などの大きな問題は確認されておりません。
  • 燃料価格の上昇が長期化した場合には、生活費の上昇や交通費の増加などの影響が懸念されます。

EVアカデミーの対応方針

【現地費用について】

  • 現時点では、現地費用の即時値上げの予定はございません。
  • 2026年5月まで状況を見極めた上で、必要に応じて費用調整を検討いたします。
  • ラメールキャンパスのプロモーションを2026年4月30日まで延長いたします。
  • 今後費用改定が必要な場合は事前に案内いたします。

【学校運営について】

  • 政府およびセブ市の方針に応じて電力設備の運用時間を調整する可能性があります。
  • 外出時の安全対策の注意喚起を強化いたします。
  • 2026年5月まで全フィリピン人スタッフに追加交通費支給を実施いたします。

Baguio JIC(バギオ)の報告と今後の見通し

2026年4月1日の報告です。

非常事態宣言の概要

  • フィリピン政府は3月24日、「国家エネルギー非常事態」を宣言
  • 燃料在庫は約45日分
  • 非常事態は1年間有効
  • 政府が迅速に燃料調達を行える体制に

バギオの現状

  • JICでは授業・学習スケジュール・食事・学生サービスのすべてを通常通り運営しており、特段の支障は生じておりません。
  • 今回の燃料費上昇は、現時点では学校運営上のコスト変動の範囲内であり、学生生活や学習環境の質に影響を及ぼす状況には至っておりません。現時点では、現地費用の値上げなどもございません。
  • スタッフ・講師ともに通常出勤
  • 食事も通常通り提供
  • 停電などの発生なし

現状の認識

  • 燃料は供給されており混乱はなし
  • 価格は高騰し、輸送・物流・運営コストに影響
  • 電力供給は維持されているが料金上昇と夏場の逼迫リスクあり
  • バギオ市は監視と補助策を実施中

交通状況

  • ジプニーやタクシーの運賃は現時点で大きな変化なし
  • 本数減少の影響あり

学校の体制

① 授業継続体制

  • 公共交通機関に影響が出た場合でも、講師の通勤を確保するための専用シャトル体制を準備しております。
  • 移動制限等が発生した場合には、主要講師が校内に滞在し、授業を継続できる体制を整えております。
  • 万が一、通常通りの対面授業が難しくなった場合でも、オンライン授業や補講へ切り替えるための運用手順を整備しており、学生の学習時間を維持できるよう備えております。

※オンライン補講に関する細かい情報は、状況に応じて追ってご報告させて頂きます。

② 食料・生活物資の供給体制

  • 校内売店(K-Mart)は通常通り運営しております。
  • 食材および日用品については、複数の調達ルートを確保しており、特定業者のみに依存しない体制です。
  • 最低10日分の食材を事前に備蓄しており、1日3食の提供を継続できるよう管理しております

※当校は、代表がスーパーや飲食店も経営している関係上、サプライチェーンが安定しているという強みがあります。

③ 電力供給への備え

  • バギオは比較的安定したルソングリッドに属しており、他地域と比べても電力面での安定性が高い地域です。
  • また、非常用発電機および緊急用燃料も確保しており、停電時にも学校運営を継続できるよう備えております。

ルソングリッドとは?
フィリピン・ルソン島を中心とした広域の送電網(電力ネットワーク)です。簡単にいうと、発電所で作った電気を、都市や地域に送るための大きな電気の道路網です。バギオはルソン島の広域電力網に接続されており、フィリピン国内でも比較的安定した電力供給が期待できる地域です。

④ 学生サービスおよび学校運営体制

  • 現状、現地費用の値上げはございません。
  • 現時点では、燃料費上昇を理由として、市内シャトルサービスや週末アクティビティを縮小する予定はございません。
  • 新入生の空港ピックアップは、現時点では通常通り実施されます。
  • ただし、万が一変更が生じる場合は、事前にご案内いたします。

 今後の対策について

以上の通り、JICでは現在、学校運営・学生生活ともに安定した状況を維持しており、燃料・エネルギー事情による直接的な支障は発生しておりません。加えて、授業継続、物資供給、電力対応、渡航サポートの各面において、万一に備えた体制を整えております。 

今後も状況を慎重に見極めながら、学生の学習環境と生活の安全性・安定性を最優先に対応してまいります。 

何か重要な変更が生じる場合には、速やかにご案内申し上げますので、どうぞご安心ください。

また、今週末の4月5日に留学される新入生には公式LINEを通じて我々からも上記の内容を説明する予定です。

PINES(バギオ) / Cebu Blue Ocean Academy(セブ)の対応

2026年3月31日の報告です。

現状認識

  • 留学生活に大きな支障は出ていない
  • 公共交通機関の値上げの動きあり
  • 一部フライト欠航の影響あり

対応方針

【フライトキャンセルの場合】
ペナルティなしで留学期間の延期が可能

【到着遅延の場合】
受講できなかったマンツーマン授業を可能な範囲で振替対応

※振替は保証ではなく現地判断
※グループクラスは対象外
※個人的都合による遅延は対象外

まとめ

各学校とも、現時点では通常運営を継続しつつ、状況の変化に応じた対応を進めています。

今回のエネルギー非常事態宣言は、主に燃料価格の上昇や供給体制に関するものであり、2026年3月末時点では授業の停止や大規模な混乱といった影響は報告されていません。

一方で、各校の報告にもある通り、

  • 交通費や物流コストの上昇
  • 公共交通機関の変化(料金・本数)
  • 今後の電力供給や物価への影響

といった点については、すでに影響が出始めている、もしくは今後の変化が想定されています。

そのため、各学校とも

  • 現地費用等の見直しを慎重に検討
  • 運営体制の調整準備
  • 渡航や到着遅延への柔軟対応

学校に関するお見積り・留学相談などは、以下よりご連絡ください。

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