フィリピン・オランゴ島ワーケーション旅行②フローティングレストラン

オランゴ旅行の2日目です（1日目はこちら）。

選挙でお休み

朝5時半に起きてはりきって出発。San Vicente Marine Sanctuaryへ。

入場し、長い木の橋を通って浅瀬に行きましたが、あまりすることがなさそうなので、アイランドホッピングをオーダー。

ところが、浅瀬で遊びながら2時間待ってもスタッフが来ないので、確認すると、今日は選挙（※）で他のスタッフが来られず無理になったと言われました。

我々は日帰りじゃないから、「じゃあ、明日またこよう」ですが、日帰りだったらかなり悲しい出来事でした。

※2023年10月30日フィリピン全土でバランガイ（最小行政単位）の選挙が実施された。

水上のレストランは、ぼったくりか否か？！

仕方なくホテルに戻り、朝と昼ごはんを兼ねた食事を取りに外出することに。

「フローティングレストラン（水上レストラン）は観光客には楽しいよ」と現地の何人かに勧められていましたが、グーグルでレビューを見ると、「高額」「ぼったくり」と悪評が多く行くつもりはありませんでした。

そこで、ホテル近くで陸上のシーフードレストラン「Efren &Gloria Seafoods」に行くことに。普通に地上にあるレストランで、レビューは少ないですが褒めている方ばかりです。

ところが、行ってみると、ちょうどオーナーの女性が店に施錠して出かけるところでした。「選挙だから客は来ないと思った。じゃあ、出かけるのを止める」と言って私たちだけのために店を開け、テーブルの準備をしてくれました。ありがたいですが、恐縮しました。

『スタッフは誰もいないみたいだから、彼女一人で私たち5人分の料理を作って、運んでくれるということ？』『申し訳ないよね…』と話していると、オーナーがテーブルに戻ってきました。

思いがけず、経営者の前で店の悪口を言ってしまったようです。

選挙なので他のレストランも閉まっている可能性があり、これを断ったらホテルに戻るしかなくなってしまいます。オーナーさんがわざわざ店を開けて準備を始めようとした厚意に応えたい気持ちもあり、海上レストランに行くことにしました。

オーナーさん自家用のトライシクル(乗車用カート付きバイク)に無料で乗せてくれたうえ、港から店までは無料のボートでレストランに向かいます。

「今日は選挙なので他のフローティングレストランは休みだが、私の店だけは営業している」とのことでした。それで知ったのですが、フローティングレストランは並んで3軒ほどありました。グーグルのレビューは混在している可能性が高そうです。

このオーナーさんの店は、私たちの後に10人ほどの自衛隊服を着たフィリピン人や、20人程の韓国人ツアー客が来ていました。予約を多く得ているようです。

スタッフさんがメニューを持ってきました。
魚貝と肉、野菜などのセットメニュー1つだけが写真付きで紹介されているものでした。
おいしそうだし、種類も量も十分です。

でも、値段が書かれていません！恐る恐る聞くと1人600ペソ（1560円）とのこと。家族5人なので7800円です。フィリピンに長く住む私たちにしてみれば法外な値段。そんなに払うつもりはありませんでした。

「単品もある」と言うので、そのメニューを持ってきてほしいと言うと、「いや、やっぱり、コース料理は子供3人で600ペソ(1560円)にしてあげる」といきなり値下げ（笑）。すると、家族5人で1800ペソ（4680円）、一人当たり360ペソ（936円）となり、最初の値段の40％引きです（ハハ…）。

写真通りの料理ならむしろ安い？。気持ちの良い海上の環境や、無料送迎、ここに至るまでのご厚意を考えると、ありがたい価格でした。

海に降りる階段があり、食事を待っている間、子供たちが下りて海を眺めているところをスマホでパチリ。撮影時は気づきませんでしたが、後で見ると、オランゴの海が浅くて透き通っていて美しいことがよくわかる写真になっていました。撮影スポットとしてもお勧めです。

肝心の料理は全ておいしく、量もあって満足のいくものでした。

カニや貝、エビは大きくて、それらを食べる大変さも子供たちには良い思い出になったようです。

フローティングレストランについて書かれたブログやGoogleマップのコメント等では、「値段が高すぎる」といった声も多いので、注意が必要です。値段は固定していないようなので、交渉が必要かもしれません。

このレストランは、陸上にある店も、水上にある店も同じ名前なので、お間違えないように。