フィリピンでは、コロナ対策の入国制限の関係で、30日を超えてフィリピンで滞在する留学などは、30日以内に出国するチケット(捨てチケットまたは、オープンチケット)が必要となっていました。
最近、この条件が撤廃されたとの情報がありましたが、在日フィリピン大使館に確認したところ、曖昧な返答が返ってきました。
現時点では、まだ完全に帰国時の捨てチケットが必要ないとの公式な確認は取れていません。
この記事では、フィリピン入国時の捨てチケット(30日以内の出国チケット)に関する現状をご紹介します。
フィリピンに入国するために準備が必要なもの
フィリピン入国時に必要なものは以下の通りです。
このうち、この記事は4.についてです。
- ワクチン接種証明書(完全接種者)
※未接種者は出発24時間以内に実施した抗原検査の陰性証明書が必要 - eTravelの登録
- 6ヶ月以上有効なパスポート
- 帰りの航空券(長期滞在の場合は注意が必要)
- 海外留学保険の加入(コロナ治療に対応したもの)

捨てチケットについて
フィリピンでは、2022年3月10日発表のコロナ対策の一環で「外国人のフィリピンへの入国に係る要件」として、「フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券を所持していること。」と定められています。
参考:フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その200:外国人のフィリピンへの入国に係る要件等:変更)(在フィリピン日本国大使館 )
30日を超えて滞在する留学生などの外国人は、帰国予定日のチケットとは別に、フィリピンに入国するためには、原則30日以内に帰国または、第三国へ出国する航空券が必要という意味です。
30日を超えて滞在する場合、入国時に必要な30日以内に出国のチケットは以下の入手方法があります。
- 帰国便の変更ができる往復航空券(OPENチケット)
通常有効期限があります。 - 払い戻し(キャンセル)可能な航空券
払い戻しに手数料がかかってしまう場合が多いです。 - 実際の帰国日の往復航空券とは別に、30日以内でフィリピンから他の国へ行く最安値チケット(捨てチケット)
捨てチケット(30日以内の出国チケット)は入らなくなったのか
最近、一部の語学学校の情報で、長期滞在の場合も捨てチケット(30日以内のチケット)が必要なくなったとの話がありました。
フィリピン政府の公式サイトでは、許可された滞在期間に対応するチケットと書かれていますが、はっきりしません。
参考:Travel to the Philippines(フィリピン大使館)
この点について、「30日以内のチケットがなくて、本当に問題ないか」を在日フィリピン大使館にメールで問い合わせたところ、以下のような回答がありました。
It is best to have a return ticket within 30 days.
2023/10/13 Philippine Embassy, Tokyo
翻訳すると「30日以内の往復航空券がベスト」
簡潔ですが、なんともスッキリしない回答です。
前述の語学学校の情報は、フィリピンの入管局で確認したようですが、まだ、フィリピン当局の内部で統一されていないのかもしれません。
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