フィリピン留学は子どもだけで行ける?航空会社の「アナカン(子どもの一人旅サポート)」を比較

「子どもだけでフィリピン留学へ行かせたいけれど、飛行機に一人で乗せるのが心配」
「ジュニアキャンプに参加したいけれど、日本から学校スタッフの引率がない」
そんなときに利用できるのが、航空会社による子どもの一人旅サポートです。
一般に「アナカン」と呼ばれるサービスで、英語の Unaccompanied Minor(UM)、つまり「同伴者のいない未成年者」を意味します。
航空会社のスタッフが出発空港からサポートし、到着後はあらかじめ指定した迎えの人へ引き渡してくれるため、お子様だけで海外へ渡航する際の選択肢になります。
実際に「お一人留学」のお客様でも、ユナイテッド航空のサービスを利用し、お子様だけでフィリピンへ渡航されたケースがあります。
今回は、フィリピン留学で利用しやすい日本―フィリピン間の直行便に絞り、各航空会社の子どもの一人旅サポートを比較します。
※サービス内容や対象年齢、運航路線は変更されることがあります。実際に航空券を購入する際は、必ず各航空会社へ最新情報をご確認ください。
「アナカン」とは?
「アナカン」は、保護者などの大人が同伴せず、子どもだけで飛行機を利用するときのサポートを指す言葉です。
航空会社によって「Unaccompanied Minor(UM)」「ジュニアパイロット」など名称は異なります。
一般的には、
・出発空港でスタッフがお子様を預かる
・搭乗までサポートする
・機内では客室乗務員が見守る
・到着空港でスタッフが案内する
・事前に登録された迎えの人へ引き渡す
といった流れになります。
ただし、対象年齢や料金、予約方法などは航空会社によって異なります。
日本からフィリピンへ直行便がある航空会社を比較
2026年9月現在、日本―フィリピン間の直行便を運航し、お子様の単独渡航を検討できる主な航空会社を比較しました。
※運航路線や対象年齢、一人旅サポートの利用条件は変更される場合があります。航空券をご予約の際は、航空会社名のリンクから各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 航空会社 | 日本→フィリピンの主な直行便 | 子どもの一人旅サポート | 主な対象年齢・条件 |
|---|---|---|---|
| ユナイテッド航空 | 成田 → セブ | あり | 5~14歳は一人で搭乗する場合、UMサービスの利用が必要 |
| フィリピン航空(PAL) | 成田 → セブ・マニラ、羽田 → マニラ など | あり | フィリピン到着便では8~11歳はUMサービス必須、12~17歳は任意 |
| ANA | 成田・羽田 → マニラ | あり | 5~11歳は「ANAジュニアパイロット」の利用が必要。12~16歳も希望によりサポートあり |
| JAL | 成田・羽田 → マニラ | あり | 5~11歳の一人旅に対応。年齢・便によって条件あり |
| セブパシフィック | 成田 → セブ・マニラ など | 小学生の国際線UMサービスなし | 7~11歳は国際線の単独搭乗不可。12~17歳は条件を満たせば単独渡航可能 |
ユナイテッド航空
ユナイテッド航空は、成田―セブ間の直行便を運航しています。
5~14歳のお子様が一人で搭乗する場合は、Unaccompanied Minorサービスの対象となります。
フィリピン留学、特にセブ留学との相性がよいのは、成田からセブまで乗り継ぎなしで行けることです。
お一人留学のお客様でも、実際にユナイテッド航空のサービスを利用し、お子様だけでフィリピンへ渡航されたケースがあります。
学校による日本からの引率がない場合でも、到着するセブ空港で学校スタッフがお迎えできれば、お子様だけで渡航できる選択肢があります。
フィリピン航空(Philippine Airlines/PAL)
フィリピン航空にも、Unaccompanied Minorサービスがあります。
フィリピンへ入国する便では、8~11歳のお子様が一人で搭乗する場合、UMサービスの利用が必要です。12~17歳については任意で利用できます。
フィリピン航空は日本とマニラ・セブを結ぶ直行便があり、フィリピン留学では利用しやすい航空会社の一つです。
特にセブへ直接向かえる便であれば、乗り継ぎの心配がなく、お子様だけで渡航する場合にも検討しやすいでしょう。
ANA
ANAでは、5~11歳のお子様が一人で国際線に搭乗する際に「ANAジュニアパイロット」というサービスを提供しています。
出発空港でお子様を預かり、到着空港では事前に指定された迎えの人へ引き渡します。
12~16歳についても、希望により空港でのサポートを申し込めます。
ANAのフィリピン直行便はマニラ行きのため、マニラやその周辺地域へ留学する場合の選択肢になります。
JAL
JALも国際線でお子様だけの渡航に対応しています。
日本からフィリピンへは羽田・成田からマニラへの直行便があり、マニラ方面への留学で利用できます。
年齢や利用する便によって条件が異なるため、お子様だけで搭乗する場合は航空券を購入する前にJALへ確認することをおすすめします。
セブパシフィックは小学生の単独渡航に注意
セブパシフィックは、日本からセブやマニラへ直行便があり、運賃の安さからフィリピン留学でもよく利用される航空会社です。
ただし、子どもだけで渡航する場合には注意が必要です。
国際線では7~11歳のお子様だけで搭乗することはできません。12~17歳は条件を満たせば単独で国際線を利用できます。
「セブまで直行便があるから、小学生でも一人で行ける」と考えて航空券を購入しないよう、事前に年齢条件を確認しましょう。
ジュニアキャンプだけでなく、通常の子ども単独留学でも利用できる
フィリピンでは、夏休みや冬休みに開催されるジュニアキャンプだけでなく、お子様だけで通常の語学留学を受け入れている学校もあります。
学校によっては日本からスタッフが同行するプログラムもありますが、すべての留学に日本からの引率が付くわけではありません。
その場合、
日本の空港で保護者がお見送り
↓
航空会社の一人旅サポートを利用
↓
フィリピンの空港へ到着
↓
学校スタッフがお迎え
という方法を利用できる場合があります。
「親がフィリピンまで同行できないから、子どもだけの留学は無理」とは限りません。
フィリピン入国には別途WEGの確認を
航空会社の一人旅サポートを利用できることと、フィリピンへ入国できることは別です。
15歳未満のお子様が保護者の同伴なしでフィリピンへ入国する場合には、WEG(Waiver of Exclusion Ground)などの手続きが必要になります。
航空券を予約する前に、航空会社の単独搭乗条件だけでなく、フィリピンへの入国条件も確認しておきましょう。
WEGについては、下記の記事で解説しています。

子どもだけのフィリピン留学は「直行便+一人旅サポート」も選択肢
お子様だけでフィリピン留学へ行く場合、日本から学校スタッフが同行するプログラムだけが選択肢ではありません。
航空会社の一人旅サポートを利用し、フィリピン到着後に学校スタッフがお迎えする方法もあります。
特に小学生の場合は航空会社によって単独搭乗できる年齢が大きく異なるため、留学先を決める段階で、学校のお迎え体制と利用する航空会社を一緒に確認することが大切です。
お一人留学では、お子様だけで参加できるフィリピン留学やジュニアキャンプもご紹介しています。
「日本からの引率がないけれど、子どもだけで行ける?」「空港では誰がお迎えしてくれる?」など、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。




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